バルセロナ最大のお祭りいよいよスタート。オリンピックから25年目の今年は・・・

9月22日から9月25日の間、バルセロナでは最大のお祭りメルセ祭が行われます。バルセロナの街の守護聖人”メルセ”をお祝いするお祭りで
旧市街を中心に、広場などのパブリックスペースで無料のコンサートやショーが期間中は一日中行われる予定です。パレードや、カタルーニャの伝統芸能?としても有名なCastellers(人間の塔)も大規模なものが例年、市庁舎前のサンジャウマ広場で行われます。
夜は海岸で花火や、歴史的な建築物にプロジェクションマッピングが行われたりと一日中楽しめるお祭りです。
ちなみに今年の招待都市はアイスランドの”レイキャビク”。招待年にちなんだイベントも数多く行われるので、アイスランド?なにか登場するのかも楽しみです。

毎年メルセ祭のポスターやパンフレットなどのグラフィックはバルセロナで最も”旬”なデザイナーが担当することになっているのですが、
バルセロナオリンピックから25年目の今年は、バルセロナオリンピックのマスコット”ゴビ”を担当したハビエル・マリスカル。

カラフルでポップでどこかやさしい雰囲気のある彼の作風は”バルセロナ”を体現しているようで大好きなグラフィックデザイナーなのですが
街中のあちこちでマリスカルのポスターを見かけることができます。

ちなみに、さりげなく”ゴビ”に似た犬もポスターに描かれているのでぜひ見つけてみてください・

↓こちらはポスター
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↓こちらは街の電柱のつり広告

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↓メルセのマラソンの告知もマリスカルの作品です。
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メルセのプログラムは、ツーリストインフォメーションのデスクなどで配布しているので
ぜひこの時期にバルセロナにいラ社ル方はお見逃しなく!

バルセロナでAIRBNBを使う前に少し考えてほしいこと

先日ゴシック地区で暮らしていたアパートが投資家に売りに出されたので退去させられ、別のアパートを探そうとしたところ周辺の家賃が高くなりすぎ25年間住み慣れた地区を離れざるを得なくなった76歳のおじいちゃんのことをこの記事で目にしました。

Bye-bye locals: Tourists are taking over Europe’s city centres

記事を読み終えて観光客としてこの街の魅力に取りつかれ何度も訪れた”元観光客”であり、そして13年間住み続けている、”バルセロナ市民”としてとても複雑な気持ちにならざるを得ませんでした。

バルセロナは気候もよく、世界遺産もたくさんあり食べ物もとてもおいしく観光地としてはとても魅力的な場所です。
なので世界中から観光客が集まるのは、かつてその一人だった立場としてもとてもよくわかります。

私が足しげくバルセロナに通っていた?ころはそれほど観光客はみかけることはなかったのですが近年LLCなどの発達によって、観光客数が短期間に大幅に増えました。
急激な変化についていけず、ホテルの数も足りなくなり価格も数年で大幅に値上げされたようです。

ホテル不足の解消・価格の高騰を解決する手段として、バルセロナを訪れる人たちにホテルの代わりに使用されるようになったのがAIRBNBなどのプラットフォームを使用した”民泊”です。
ちなみにバルセロナ市では(隣のホスピタレット市も)市から認可を得た建物しか民泊”として営業できないことになっています。
認可なしに営業をおこなうことは違法です。(最高で30000ユーロの罰金が課されます)
旅行者に”部屋貸し”をするためにも民泊”としての認可を受けることが必要です。

ほんの5年ほど前までは民泊の利用者もそれほど多くなく、バルセロナ市から正式に認可を受け登録することは比較的簡単だったようです。
ただここ数年、AIRBNBをはじめとするプラットフォームの発達により手軽に旅行者に貸し出せるようになったこと、そしてビジネスとしても通常の賃貸よりも利益率が高いことと相まって、今まで賃貸に使用していた持ち家を民泊”として貸し出す人たちが急激に増えました。

そのせいもあり、バルセロナ市内では賃貸の家賃がここ1-2年で極端に高騰しました。記事の中のおじいちゃんのように長年住み慣れた場所を離れざるを得なくなっている人もたくさんいます。
記事の中にありますが、観光名所として知られているゴシック地区の人口は2006年から2015年の間に一万人ほど減りました。
現在ゴシック地区にある住居の63%が観光客用の短期滞在用として使用されています。

サグラダファミリア近くのアパートを借りていた友人の一人も、急に”大家の都合’で退去させられ、一カ月後に1.5倍の値段で貸しに出されていたのをみかけたそうです。

これ以民泊が増えると市民の生活に悪影響が出かねないと判断のうえ、1-2年ほど前からバルセロナ、そしてバルセロナに隣接するホスピタレット市でも新しい民泊への認可は下りていません。(バルセロナはホテルの建設許可も市長が変わってから凍結されました)

許可が下りなくなってもの民泊の数は増え続けたため、(スペインの大手不動産サイト idealistaによれば、現在バルセロナに存在する民泊の40パーセントが営業許可を得ていない違法のものです)

バルセロナ市は取り締まりを本格化し、去年から市民に”違法民泊の通報”などのチラシを配布し、専門機関を組織するなどを行っています。

同時に民泊を提供するプラットフォームにも登録している建物に”営業認可登録番号”の提出を義務化するよう協力をよびかけたところ、AIRBNBをはじめとするいくつかの大手のプラットフォームは協力を拒否したそうです。

これに関してバルセロナ市から2度にわたってAIRBNBに総額で600,000ユーロ
の罰金が課せられました。(明らかな違法行為を助長すること自体も違法行為です。スペイン語になりますが元記事にご興味がある方はこちらから読むことができます。

アパートを登録する際にホストに認可番号の提出を義務つけることはAIRBNBのような大手のIT企業にとって決して技術的に難しいことではないと思います。にも関わらず未だに協力を拒否しているのは、違法民泊がなくなることによって大幅な損失が見込まれるからかもしれません。もし事業の利益のために違法行為を助長するようなことをしているとすれば企業のモラルに問題があるように思えます。

宿泊する側にしても、安全基準を満たしていない違法の民泊を使用するということは大きなリスクになり得ます。(AIRBNBには認可された民泊も掲載されていますが、現状認可されているかどうかは確認することができません)

また、違法の民泊を利用することはなんらかの形で、先に引用させていただいたおじいちゃんのような人たちをさらに生み出す、地元の人たちを追い出してしまう、ことにつながっているのではと思います。

私が一番最初にバルセロナを訪れた時、美術館を歩いているような世界遺産にあふれた美しい街並みと同じくらいに、この街の人たちの親切さや明るさに魅了されました。
この街で暮らし始めてからも、いろいろな人たちに助けられながらなんとか13年間やってくることができました。バルセロナの街はそんな人たちがあってからこそ、”バルセロナ”なのだと思います。

だからこそ近年の観光ブームで急激にバルセロナの人たちがバルセロナを去る選択を取らざるを得ないことをなによりも悲しく思いますし、地元の人がいなくなった形だけの”バルセロナ”という名前のテーマパークにはなってほしくないと心から願います。(もう手遅れかもしれませんが)

私自身も旅行の際に民泊を使用したことはありますし、長期滞在、家族やペット連れの旅行の際にはとても便利だと思います。
新しいプラットフォームによって急激に利用者数が増えたこともあり、現時点では利用者の利便にこたえつつ、市民の生活を壊すことない共存の方法を模索しているような段階のようにも思えます。

なので、民泊の使用に絶対反対(一部のバルセロナの観光客ヘイトの活動家たちの人のように)というわけでばありませんが、自社の利益を優先し、住民のことは省みないとくみ取れるようなAIRBNBのスタンスには大いに疑問を感じます。

もちろんバルセロナ市から認可を得ている民泊のみを掲載しているプラットフォームも存在します。念のため以下にあげておきますね。

Booking.com

HomeAway

TripAdvisor

Rentalia

Apartur

バルセロナでの宿泊先を決める際に、ひとりひとりの選択がこの街にどのような未来ををもたらすのか、これからもバルセロナが魅力的な街でありつづけるために、訪れる方にも少しだけ知っていただきたいなと思い書かずにいられなくなった次第です。

カサミラから徒歩約5分、コスパ抜群の市場風シーフードレストラン

旧市街、ガウディデザインした街灯のあるレイアール広場に位置し、かつでダリのお気に入りだった自然科学博物館の建物を
改築したシーフードレストランシーフードレストランMariscco Reial(マリスコレイアール)
その姉妹店、”Marissco Corsega(マリスコ、コルセガ) はバルセロナの新市街、カサミラから徒歩5分。

レストラン内の市場を再現したかのように並べられた新鮮な魚介類、好きなものを好きな量だけ選んで
(言葉ができなくても、指さしで通じるので便利ですね^^)
グリルかフライを選びます。
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もちろんこのほかにも通常のメニューがあり、お勧め料理は”スープパエリア”。
ロブスター(Bogavante)とCigala(ヨーロッパアカザエビ)の2種類。
素材をぜいたくに使ってじっくり煮込んだパエリア風のぞうすい。
魚のだしがきいていてと、パエリアとはまた違った食感で味わい深いです。

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何を選べばいいか迷ってしまいそうな時は、4名以上のグループであればセットメニューもオーダーできます。
セットメニューは30ユーロからで前菜・メイン(スープパエリアも選べます)デザート、飲み物がセットになっています。

実は新市街にあるお店の方が少しだけお値段がお安く(場所代?ですかね・・)、コスパもよし!
(ただ、ダリファンの方はぜひマリスコレイアールに足を運んでみてください!)
モダンでおしゃれな雰囲気のインテリアでゆっくりと新鮮なシーフードが楽しめます。

スペインのレストランの開店時間のおそさは旅行者にとっては若干悩みの種であったりするのですが
両店ともに開店時間は早く(レイアール店はノンストップキッチン、コルセガ店はランチは 時ディナーは19時30分より)
多くのレストランが閉店している日曜の夜や月曜も営業しているので便利です。

クリスマスイルミネーション開始、クリスマスイベントも本格スタート!

11月24日より、バルセロナでも一斉にくりすますイルミネーションがともり始めました!

いよいよ本格的なクリスマスシーズンのスタート。
街のあちこちでイベント目白押しです。

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この時期バルセロナをおとずれるのであれば、見逃せないのがバルセロナでも一番規模の大きいクリスマスマーケット”Feria de Santa Lucia”。期間は11月2日から12月23日まで
カテドラル前にクリスマスデコレーションやグッズなどの屋台がところせましと立ち並び、(今年は300近い店舗が参加するそうです)見て歩くだけでもクリスマスの幸せな空気を満喫できます。

また空港バスなどの終着地点でありバルセロナの中心、カタルーニャ広場では、NGOや社会貢献を目的とした企業やお店が出展するクリスマスマーケット”Feria de Consumo Responsable”が行われています。こちらはクリスマスプレゼントにぴったりな手作りの小物や地元産の商品が品ぞろえの中心。買い物をすることによって、ささやかな社会貢献をすることができます。

そして、市庁舎州庁舎のあるサン・ジャウマ広場では毎年恒例の大きなベレン(イエスキリストの誕生を再現した模型)の展示がクリスマス限定(11月25日から一月8日まで)で行われています。毎年違ったアーティストがベレンの作成を担当。今年はどんな作品が登場するのか楽しみです。

観光はハイシーズンではありませんが、一年で一番バルセロナがにぎわうクリスマス。ぜひこの時期ならではの街歩きをたのしんでくださいね。

↓かつての闘牛場を再利用して建てられたショッピングセンターLas Arenasでは毎年恒例の巨大クリスマスツリーのライトアップが開始☆

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ジョジョの奇妙な冒険実写化で注目、シッチェスってこんなところ

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日本で大人気のマンガ、ジョジョの奇妙な冒険の実写化の撮影がスペイン、バルセロナの近郊にあるシッチェスで行われるとのこと。

スペインにいらっしゃったことがある方でも、おそらくなじみのない方がほとんどかと思います。
(ちなみにガウディの世界遺産はシッチェスにはありません(笑)
バルセロナ郊外にある人口2.8万人の小さな街ながら、なかなか個性的でスペインでは知名度の高い場所だったりします。

■ シッチェス基本データ

位置:バルセロナ南部38キロメートルに位置し、地中海に面する海岸沿いの街。カタルーニャ州ガラフ県に属する
人口(2015):28 269
面積:43 85 km²

■ シッチェスの歴史
もともとはブドウ栽培を中心とした農村として栄え、19世紀後半モデル二スモ運動の中心人物の一人であるポスト印象派画家のサンティアゴ・ルシニョールがシッチェスにアトリエを構えたことにより、その他のモデル二スモの芸術家たちからも注目されるようになりました。
同時に18世紀末に新大陸の植民地との直接交易が許可されるようになると、アメリカ人実業家とモデル二スモ建築家の手によって街が美しく整備され、それ以降観光地として知られるようになりました。
1960年以降は主な産業は観光業となり、1960年代においてはスペインのヒッピー運動の中心地ともなり、フランコ政権下においては”イビザのミニチュア版”として知られるようになりました。

現在は特にLGBTの間で人気のリゾート地で、”世界でもっともLGBTに人気のある観光地”の一つとなっています。

■ シチェスの主なイベント
-カーニバル(Carnaval de sitges):
毎年2月から3月、世界中のあちこちで行われるカーニバルですが、シッチェスのカー二バルはスペインでも最大級の規模のものの一つです。スペイン国内のみならずヨーロッパ中から観光客が訪れシッチェスのカーニバルを楽しみます。

-シッチェス国際映画祭(Festival internacioal de cinema fantastica de catalunya):
SF映画、ホラー映画、スリラー映画、サスペンス映画など、フィクション、ファンタジー系のジャンルの”世界三大ファンタスティック映画祭”
毎年日本からも必ず何本が作品が招待され、特にスタジオジブリの作品はこの映画祭の常連となっています。
今年は特に多くの作品が招待されるようです。(日本で大人気を博した”シン・ゴジラ”や”君の名は”もスペイン国内での上映に先駆けてシッチェスの国際映画祭にお目見えの予定です。)

シッチェス国際映画祭、興味をもたれた方は下記のリンクもチェックしてみてくださいね。

http://sitgesfilmfestival.com/cas

■ その他シッチェスに関するトリビア

-スペインで最も土地代が高い
シッチェスは2008年よりスペインでもっとも土地代が高い街として知られています。現在の価格は一平方メートル当たり11.250ユーロとなっています。

-ヨーロッパで一番美しい海岸がある。
シッチェスにある”サンセバスチャン海岸”はニューヨークタイムズ紙によって”ヨーロッパで最も美しい海岸”に選ばれました。

街や海岸の美しさからそしてヨーロッパで3番目に高い土地代から”スペインのサントロぺ”と呼ばれることもあります。

石畳のたたずまいと海岸線の美しい小さな町シッチェス。
バルセロナからは電車で30分ほどで行くことができ、バルセロナ住民にとってはちょっとした”リゾート地”だったりします。

この映画がきっかけでシッチェスを訪れる人が増えるかも?

いろいろなきっかけで、これまであまり知られていなかったスペインの魅力をたくさんの方に知ってもらえるようになるのは
嬉しい限りです。

メルセ祭本日開催、今年の招致都市はパリ!

バルセロナで一年で一番大きなお祭り、メルセ祭が本日より開催しました。

年々事にバルセロナ中にお祭り会場が増え、ご近所さんのプラザエスパーニャは
道が閉鎖されて特大コンサート会場に。

↓こんな感じで準備万端。
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バルセロナのいたるところにステージが設置され国内外から招待されたアーティストたちの野外コンサートが
4日間色々な場所で楽しめて無料。
バルセロナの街が一年で一番賑やか?(騒がしい?)4日間です。

その他、基本的に全ての美術館や博物館は無料開放されるのも嬉しい♪

毎年スペイン国外から一年招致都市が選ばれるのですが、今年の招致都市はパリ。
パリのミュージシャンや、パリっぽいイベント?に遭遇できるかも、です。
(今年はパリにいろいろとあったので応援の意味もあるのかもしれません)

↓毎年バルセロナを代表するグラフィックデザイナーにデザインされるポスター。
今年はフレンチテイスト!?
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メルセ祭のプログラムやアプリはこちらからダウンロードできます。
http://lameva.barcelona.cat/merce/en/la-merce-et-proposa

残念なことに、現在のスペインのテロ警戒レベルは「4(高い脅威)」、つい2-3日前も
中心街でテロを装った迷惑行為があったらしく、どの場所も警備はかなり厳しくなっているとは思いますし
この時期人ごみに行くなというほうが無理ではありますが(すでにバルセロナの街全体が人ごみとなっております・・)
せめて、込みすぎる場所は避けるようにしたほうがよいのかなとは思います。

あまり心配し過ぎても楽しめないので、安全対策は怠らずお祭りを満喫してくださいね!

街歩きにぴったりの9月、ストリートマーケットが目白押し♪

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8月も残すところあと2日。
今年は例年より暑く、雨もほとんど降らなかったので昼間日のある時間帯は外出が憚られるほど、でした。
(観光にいらっしゃった皆様どうもお疲れさまでした・・)

やっと今週あたりから気温も少し下がって過ごしやすくなり始めました。
夏季休暇の終わったお店も多く街も活気を取り戻しつつあります。(近年は中心街は年中無休のようですが)

暑すぎず、そして夕方になると風が気持ちいい街歩きにぴったりの9月。
夏季休暇でパワーチャージをしたかのごとく?!
今月はストリートマーケットが目白押しです。

ビンテージ物や1点もの、バルセロナのアーティストによる街のお店では見かけることのできないものに出会ったり。
フードトラックも出たり、マーケットによってはコンサートもあったり、地元の雰囲気を120%味わえる場所でもあるので
時間がゆるせば立ち寄ってみるのも楽しいかと思います^^

主なストリートマーケットのスケジュールはこんな感じです。

■ バルセロナビンテージマーケット 
9月4日(日)11時から20時まで
場所;バルセロナ大学(住所 Gran Via de les Corts Catalanes 585)

洋服だけでなく、インテリア用品、本、おもちゃ、楽器・・・ありとあらゆるものが見つかるビンテージマーケット。
ビンテージ好きな方は見逃せないマーケットです。

■ ロスト&ファウンドマーケット
9月18日(日)11時から22時まで
場所;Plaça del Mar (Barceloneta海岸すぐそば)
主にセカンドハンドを扱うストリートマーケット。意外な掘り出し物が見つかるかも?海のすぐそばなので、散歩がてらに日か安もの楽しいかも^^

■ パロアルトマーケット
9月3/4日 11時から21時まで
場所; carrer dels Pellaires 30-38.(入場料3ユーロ)

毎月第一日曜に行われるバルセロナで最も人気のストリートマーケット。入場するのに並ばなければならない時間帯も。
主にバルセロナのアーティストによるデザイン雑貨やハンドメイドの商品など”バルセロナでしか手に入らない”アイテムが並び、たくさんのフードトラックやコンサートも行われます。

■ Two マーケット
9月4日(日)10時から17時まで
場所;carrer de Zamora 78 (Poblenou)(入場料1ユーロ 12歳以下は無料)

売られているものはすべて1ユーロで宝探し気分を味わえるストリートマーケット。主にビンテージ・セカンドハンドのものが中心です。

■ El Flea
9月11日(日)10時から17時まで
場所;Plaça Blanquerna (海洋博物館裏)

洋服、本、ファッション小物などセカンドハンドを中心に扱うマーケット。

ほとんどのストリートマーケットは日曜開催、街のお店はお休みなので
地元の人たちに交じって宝探し気分でストリートマーケットでのショッピングを楽しんでください♪

夏の夕涼みにぴったり。ちょっとしたアトラクション気分が味わえるモンジュイックの噴水ショー

7月も第2週に突入し、そろそろバルセロナの街の人たちにとってはバケーションシーズン。
おそらく観光客の数のほうがバルセロナ市民の数よりもおそらく多くなってくるこの時期、通りから聞こえてくるものスペイン語やカタラン語以外の言葉です。

この時期ガウディの世界遺産への行列は普段よりも間違いなく長くなるのですが…、負けず劣らずにぎわうのが
“モンジュイックの噴水ショー”

巨大な噴水で繰り広げられる光と音楽のショーは幻想的でかつ涼しげ。一年中行われているのですが夏の間は特に大賑わいです。

遠目からみるのもとてもきれいなのですが、近づくと水しぶきがとびちっていてちょっとしたアトラクション気分?!(かつ涼しい!)

少しのぼってMNAC(カタルーニャ州立美術館)の前までいくとバルセロナの夜景をバックにした噴水ショーがをみることができて
また違った美しい風景を楽しめます。

スペインの夏時間の間(4月から10月まで)は木曜から日曜まで開催され開始時間は21時。ただ7,8月の間は日の沈みが遅く9時におとずれてもまだ空が明るいので、狙い目は少し人が減った22時から22時30分。少し人がすくなくなったといってもまだまだかなりの賑わい用なので治安などの点は全く心配する必要はないです。

日が沈んだあとは気温も下がり、涼しくて街歩きにぴったり。
ガウディ観光のあと、この季節ならではの夕涼みもお楽しみください!

ほとんどの美術館が無料開放! 5月21日のLa Nit dels museusお見逃しなく

5月になっても肌寒い日が続いていましたが、今週あたりからやっと少し初夏を感じさせてくれる気候に。

近年、毎年年に2回(たいていは5月と11月です)行われている、美術館・博物館の夜間無料開放イベントLa Nit dels museus
今年も5月21日に開催され、夜7時から翌朝1時までバルセロナのほとんどの美術館、博物館が無料開放されます。

もともと、夜の治安の心配はあまりないバルセロナですが、(スリは昼も夜もなので貴重品は常にしっかり管理してください)
この日は、とくに人出が多くなるので深夜出歩くのもそれほど心配なさる必要はないかと思います。

美術館、博物館といっても本当にたくさんあるのですが…^^;
個人的なお勧めは、モンジュイックにある”カイシャフォーラム“の企画展示、”現代印象派フィリップスコレクション”
モネやドガ、そして普段はバルセロナにはないピカソの作品が展示されている様子。
カイシャフォーラムは、観光客の方の間ではあまり知られていませんが毎回かなり選りすぐられた展示会が行われています。
提示点数もちょうどよい(ほかの美術館は点数が多すぎてなかなかじっくり見る時間がとれないことも多いので…)

↓モデル二スモ時代に建築されたかつての繊維工場を再利用した建物。ガウディと並ぶ建築家プーチアンドカダファルク作(のはず・・うろ覚えですいません・・ただ建物は”タダものではない感”満載です^^一軒の価値あり!)ちなみに写真では見えていませんが改装された現代風のモダンなエントランスは、磯崎新氏のデザインによるものです。

もちろんバルセロナの主要な美術館、博物館は基本的に無料開放。カサミラや、バルサミュージアム、グエル邸も無料開放されるようです。(ただおそらくかなり長蛇の列になるかと・・・)

ちなみに、この日はどこの美術館もかなりの混雑が予想されるので、あまりゆっくり見られることは期待せず、
本命の”絶対見たい”ものはやっぱりちゃんと有料でご覧になることをお勧めします…。

ただ意外と”思ってもみなかった”素敵なアートに出合える恰好のチャンスでもあるので、ぜひ大いに無料開放楽しんでくださいね。

無料開放される美術館、博物館の詳細はこちらから

http://lameva.barcelona.cat/lanitdelsmuseus/es/

バルセロナ空港へのアクセスが少し便利に?!空港直通の地下鉄開通!

もう何年も前から延々と続いていた空港直通の地下鉄の工事、やっと一部完了!
先週末2月12日より、バルセロナ、エルプラット空港からバルセロナ市内まで直通の地下鉄が運転開始しました。

今回開通したのは”Zona Universitat”(どちらかといえばバルセロナの南端?空港よりの地区です)まで。今後徐々にバルセロナの中心部へと伸びていくようです。
ただ途中の駅から、バルセロナの中心に向かう地下鉄一番線(L1)や現時点での終点Zona Universitatで3番線の乗り換えることができます。

気になるお値段は…空港まで片道4.5ユーロ。通常の地下鉄一回券(Billete sencillo)や10回回数券(T-10 )は使うことができないので注意です。

空港から地下鉄で市内まで直行、確かに便利…ではあるのですが、残念ながらバルセロナ
スリが非常に多く大きな荷物を持っての電車の移動はできる限り避けたほうがよいとは思います。(おそらく、私服警官などもある程度は配置されるとは思うのですが)
停車駅もまだそれほど多くないので、今のところ個人的には空港からバルセロナ市内へのアクセスは空港直行のバスが一番お勧めかと・・トランクを置く場所もちゃんとあるし、中心のカタルーニャ広場までも約30分と早いしお値段も地下鉄とあまり変わりません。(バスは片道5.7ユーロ)

もちろん余裕がある方はタクシーが一番です!(市内まで30ユーロ前後)

ただ、近年バルセロナ市内のホテル不足から、空港近辺のエリアにホテルが建設され
いままでは交通の面で不便だったのですが、その意味ではホテルの選択肢が増えて便利になるのかなと思います。

まだ開通したばかりでいろいろと未知数な部分も多いですが、またちかじか実際に乗車した際には感想もお伝えさせていただきますね!