モデルニスモのルーツがわかるバルセロナの新名所”カタルーニャモデルニスモ美術館”

日本では”ガウディ“の名前が一人歩きしていて、(それはそれですごいことだと思うのですが・・)

“モデルニスモ”という言葉、ぴんと来ないひとも結構いるのでは・・(実は私もその一人でした。)

“モデルニスモ”という言葉はきいたことがあっても、それが19世紀末から20世紀初期にかけてカタルーニャ地方で生まれたこの地独特の芸術の流れ、であるというきちんとした定義を知ったのはつい最近(お恥ずかしながら・・)

ということはモデルニスモの作品は必然的にカタルーニャ地方でしか見ることができない、んですね。(当たり前ですね・・でもそれもほんとつい最近気がつきました)。

長く暮らしていて、普通にご近所さんの建物にもよくみかける建築様式なので(なんといってもうちのご近所さんには古い建物が多いのです^^;。)”モデルニスモ”ぼけしてしまっていたのかもしれません・・。

でも、ということは、バルセロナにきたらガウディと並んで”モデルニスモは絶対に見るべし”。

もちろん、町のいたるところにモデルニスモの建築はみることができるのですが、モデルニスモのルーツをたどりながらこの時期の代表的な芸術家の作品をまとめて干渉できるのが、新しくできた“カタルーニャモデルニスモ美術館”です。

↓ もちろん、建物はモデルニスモ建築です。Enric Sagnierの作品です。

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ガウディの製作した家具や装飾品はもちろん、彼とほかの芸術家とのコラボの作品や、

やはりモデルニスモの代表作といえる、カタルーニャ音楽堂サンパウ病院の装飾を手がけたエウセビ アルナウの作品などが1000平方メートルのスペースにところ狭しと並べられています。

また、モデルニスモの起源のひとつとなった現実派の作品も多く並べられ、見ごたえはかなりのもの。

アメリカの雑誌”Elle Decor”にも、”バルセロナで訪れるべき5つの美術館”にえらばれたそう。

(ちなみに、Elleの記事はこちらからどうぞ

ほかの美術館や博物館と違って月曜開館なのも、便利です。

また毎月第一日曜はプラス2ユーロでガイドツアーに参加できるそう(英語・スペイン語・カタルーニャ語のみ)。見ているだけでももちろん楽しめるのですが、やっぱり説明がきちんとあると理解も深まり、感動2倍?の気もするので、スケジュールがあえばぜひ参加をお勧めします♪

ガウディの作品をさらに深く知りたいなら必見のバルセロナの新名所です。

カタルーニャモデルニスモ美術館(MMCAT)

住所 Calle Balmes 48 (カサ バトリョから徒歩約5分)

開館時間 月曜から土曜 朝10時から夜20時まで

     日曜 朝10時から14時まで

URL:http://mmcat.cat/site/