とっても気になる一冊♪井上雄彦Meets ガウディ”Pepita”

バルセロナ、ガウディ・・という文字をみると、まるで身内の話をされているかのように(ガウディ様、厚かましくてごめんなさい・・・、尊敬の念故なので、お許しを^‐^;)ピン!と反応せずにいられないのですが、最近、ピン!ときた一冊が “Pepita(ぺピータ)”という本。 Pepita(ぺピータ):井上雄彦Meets ガウディ スラムダンクという漫画を描かれた井上雄彦さんがガウディの作品を追っていく、創作ノート。 彼のイラストや、バルセロナの風景の写真+取材映像や、サグラダファミリアで働く職人さんたちへのインタビューと、バルセロナとガウディのエッセンスがぎっしりつまった一冊のよう。 正直漫画には興味ゼロ、”スラムダンク”って名前は聞いたことあったのですが、どんな漫画だったのかもしらず・・(ファンの方ごめんなさい・・・)。 ただこの書籍に関する井上さんのインタビューを読んでいるうちに、ぜひ読んでみたくなりました。 バルセロナを訪れたことがある人は、旅の懐かしい風景に、再会できることは間違いないし、井上さんによって描かれたバルセロナ、ガウディの風景は、新しく、美しいはず。 バルセロナを訪れたことのない人はきっと、”バルセロナに絶対いかなくちゃ”そんな気分にさせてくれる一冊の気がします。 ってまだ読んでいないのですが・・・。この街に住んでいる私にとっては、井上さんの描く風景がどんな風に響くのかな・・。次回日本に帰るときまでのお楽しみです! ↓Pepita オフィシャルトレーラー ↓ガウディの生家登場!(タラゴナのReus/レウスというところにあります) 関連インタビュー(深い・・です。ぜひ読んでみてください!) ケンプラッツの井上雄彦さんのインタビュー「ガウディと職人たち」 バルセロナ・ガウディ・Pepita

いよいよ カウントダウン!メルセ祭

来週23日から26日まで、バルセロナの街で一番大きいお祭り、”メルセ祭“がいよいよ始まります!

すでにプログラムはいろいろなところで配布されているようで・・・。
今週末の日曜はプレイベントの”メルセマラソン(Cursa De Merce)”が行われます。
(もちろん、出ませんが・・・ゴールが近くなので、見に行ってきます)

毎年、コンクールで選ばれるポスターデザイン。今年はシンプル。

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プログラムをじっくりみながら、計画を練るのもいいのですが・・・結局はいつも”いきあたりばったり”で、街を歩きながら、イベントを覗く・・という感じです。(というのも、プログラムに書いてある開始時間が当てにならないことがほとんどなので・・)

今年も、国内外からのいろんなミュージャンのコンサートや、イベントが行われるよう。
バルセロナが一年で一番にぎやかになる4日間です。

でもやっぱりプログラムが気になるかたは・・・オフィシャルサイトでプログラムをチェックできます。

2010年メルセ祭 オフィシャルサイト

バルセロナから姿を消す スペインの代名詞

スペイン、といえばきっと”フラメンコ”そして”闘牛”を思い浮かべる人が多いはず。
そんなスペインの代名詞ともいえる”闘牛”が間もなくバルセロナから姿を消す予定です。

もともと、闘牛がさかんな場所ではなく(バレンシアにいったときは、街の真ん中の闘牛場があって、その盛り上がりようにびっくりしたのですが・・)、かつてあった3つの闘牛場のうち、現在はMonumental(モニュメンタル)闘牛場がひっそりと残るのみ。
こちらに長く住んでいながら、実は一度も見に行ったことがなく、実際いつ行われているのかも知らない・・という感じだったのです。

バルセロナには”闘牛”に反対する人が結構いて(動物愛護の意味で。確かに・・・意味もなく、スポーツとして牛を殺すのはかわいそう・・・。)前々から廃止を要求する動きはあったのですが、先日やっと、法律としてみとめられ2012年をもって、バルセロナでは闘牛が行われなくなります。

かつてバルセロナに3つあった闘牛場も、ひとつは姿を消し、もうひとつエスパーニャ広場前のArenas(アレーナス)闘牛場は現在ショッピングセンターへと改装中。かつての闘牛場の外観を保存した、歴史の香りのする近代的なショッピングセンターへと姿を変えつつあります。

↓建築中のArenasショッピングセンターの様子
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Monumental(モニュメンタル)闘牛場の再利用法はどうなるのか、ある意味楽しみでもあったりします。
(私ももともと闘牛にはどちらかといえば反対だったので)

闘牛はバルセロナから姿を消しますが、フラメンコはもちろん健在なのでご心配なく!

沖縄にも負けない?澄んだ海と砂浜のコスタブラバ

やっとバルセロナも夏らしい気候になり、週末はやっぱり”海”へ!

街自体が海岸に面した恵まれたロケーションで、もちろん地下鉄で気軽に行けるバルセロネータ海岸はもう人でいっぱいです。

先週末はそんな人ごみを避けるべく、バルセロナの北に位置するコスタブラバまで足を伸ばしました。
コスタブラバ、ビーチリゾートとしてヨーロッパでは、かなり知られているようで夏には国内外からバケーションに訪れる人でにぎわいます。

まだ”ハイシーズン”ではないので、車の渋滞もなく、1時間半ほどで目的地”Playa de Aro (プラヤ デアロ)へ。

なぜか最近、”海”といえば、バレンシア方面に向かうことが多く、コスタブラバはひさしぶりだったのですが・・・。
お天気にも恵まれ、海岸に足を伸ばしてみると、そのきれいさにびっくり。
ビーチリゾート、だけあって各ホテルが”プライベートビーチ”のエリアを確保していて、(と実際は違法なので、もちろんホテルに宿泊している人以外でも足を踏みいれることはできるようですが)物売りもいないし、静かでのんびり。

そして一番びっくりしたのは”水のきれいさ”。真っ青ですごく澄んでいて、こんなに澄んでいる海をみたのはもしかしたらはじめてかも、と思うくらいでした。(バルセロナ周辺は軒並み水はにごっているので・・)、先についた友人たちも、シュノケーリングでタコを何匹が朝からゲットしたようで・・。

↓底まで見えるほど澄んでいます。

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夕方涼しくなってから街に出てみると、街のほうもシッチェスに似た洗練された雰囲気でなかなかでした。(なぜか南のほうにいくと、同じリゾート地でもこうは行かない。・・・^^;)スペインというよりは”ヨーロッパ”という感じで、レストランのテラス席なんかは軒並み”パリのカフェ”を思わせるものが多かったかのもびっくり。

↓街の様子、タイル張りの道路もいい感じ。バルセロナよりずっと清潔でした・・。(なぜだろう・・・)

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観光客が多いせいか、ショッピングエリアも充実していて、お土産やさんだけではなくいろんなブランドショップもならんでいました。

と2日目天気があんまりよくなかったので、海は満喫できませんでしたが・・・。
バルセロナからも近いしまた足を伸ばすつもりです。

↓2日目は残念ながら曇り空。でもやっぱりきれいな海岸です・・。

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バルセロナからのリラックス小旅行、におすすめ、です♪

Playa D Aroの写真はこのページにもたくさん掲載されているのでどうぞ!

2月はカーニバル!

カーニバルといえば2月に行われるブラジルのカーニバルが有名ですが・・(そして個人的にとても懐かしいのは8月の浅草サンバカーニバルだったりもするんですが^^;)

バルセロナも2月はカーニバル月間!毎年2月の半ば、カーニバルのためにあちこりで仮装した子供たちをみかけます。今年2010年度のカー二バルは11日から17日まで。メインイベントは13日に行われるパレードで、この期間中はバルセロナのいたるところでミニパレードやイベントが行われます。市場なんかではみんなお店の人が仮装したりしていて、見ていると楽しいです。

↓市場もこんな感じ・・・買い物するのちょっと怖かったり…

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そして、さらに盛り上がるのがバルセロナの郊外にあるリゾート地シッチェス。
シッチェスのカーニバルは”ヨーロッパ最大級のゲイパレード”として何気に有名。
11日から25日の間4回ほど盛大なパレードが繰り広げられ、街中がお祭り騒ぎ…という感じ。
もちろんゲイでなくても参加可能ですよー。(と当たり前ですが・・・)
パレードでは、きれいに着飾っているのでもう男性だか女性だかわかならい感じで純粋に楽しめます♪

↓去年のシッチェスのパレードの様子です。異様な盛り上がりようなのはわかるけど
ちゃんと普通の人も参加しています^^:

カーニバルパレードの詳細は…

バルセロナ
日時:2月13日(土)20:00より 
場所:Av. Paral·lel にて

シッチェス 
日時:2月11日(木)14日(日)16日(月)、17日(水)
場所:シッチェス各所にて
場所の詳細は
シッチェスゲイガイドイベントページでチェックできます。

天国からのスイーツ♪遺跡の中にあるカフェCaelum

かつてはゴシッククオーターは治安が悪い、なんていわれてましたが。ここのところかなり治安は改善され、特に人通りの少ないところに入らない限りは散策も心配なしな感じです。(そして人通りの少ないところには、スリもあんまりいない・・っていう話も・・まぁ確かにカモがいなければ彼らも意味がないので、それも一理あるかも。)

そんなゴシッククオーターの中でも一番気に入っているのが、カテドラル周辺のかつてのユダヤ人街。石畳の道や、世紀を経てそのままに残っている建物は、散策しているとタイムスリップした気分にさえさせられます。(と、若干、ゴミの多さが気になるときもあって、現実に逆戻りもしたりするのですが…これはほんととっても残念)

散策のたびに思わず立ち寄ってしまうのが、カフェCaelum(カエルム)。カテドラルのすぐそば、やっぱりユダヤ人街にあるこのカフェ。外からは見えないのですが、中にはいると階段があって、地下にゆったりとしたカフェスペースが。このカフェスペースはかつてヘブライ人の公衆浴場をそのまま利用している、貴重な”遺跡カフェ”。
夜はろうそくがともされて、幻想的な雰囲気です。

↓遺跡はこんな感じです。夜はろうそくだけのライトアップで、冬は暖かくて居心地のいいスペースです。

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そしてこのお店の自慢のスイーツ。いつもたくさん種類がありすぎて、迷ってしまうのですが…はすべて修道院のシスターたちによる手作りです。おいしいだけでなく縁起もよさそう:)

↓シスターたちのつくったスイーツ☆
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普段からカフェ疲れをしている私にとってはハーブティーの種類が豊富なのもうれしい。

思わず長居をしてしまう場所…で、何度かラストまで長居をして追い出されてしまいました^^;それでもめげずに通いつづけてしまう、最近の一番のお気に入りカフェです☆

とことんタパスを楽しむならこのバル! ”El puchero de baralantra”

以前にもちょっと触れたのですが、バルセロナではタパスバルの多国籍化が進み・・・なかなかスペイン人のオーナーが昔からのメニューを変わらず・・っていう場所は減ってきているような気がします。
最近のヘルシーブームも手伝って、バルセロナのレストランの主流は地中海料理なのですが。やっぱりスペインにきたから、には本場のタパスは味わいたいもの。

そんな本場のタパスを味わうためのお勧めの一軒がEl puchero de baralantra ( エル プチェロ デ バララントラ)です。このバルのテーマはずばり”Cocina Antigua (伝統的なお料理)。

他のバルではおいていないような、ちょっと通なスペイン料理もここならおいています。たとえば、Cazuela especial de habitas salteadas (そらまめの特製煮込み、チョリソを使って煮込こんだコクがあって冬にぴったりのお料理です。)や腸詰の煮込みもの(栄養たっぷり・・やアンダルシア地方の典型的な一品 Huevos Flamencas(卵焼きにイベリコハムをまぜたもの)となかなかバルセロナではお目にかかれない一品たちです。”ヘルシー”とは言いがたいですが^^;でも、やっぱりタパスはこうでなくっちゃ!という感じのお料理たちです。

↓タパスバルエリア、好きなタパスを指差しでオーダー。便利です♪
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↓レストランの店内もアンティーク調で、おちついていてなかなかいい感じ。

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ダークな木目の家具、モザイクタイルの床はレストランというよりも誰かのおうちにおじゃまして、家庭料理をご馳走してもらっている雰囲気です。

お料理とレストランのコンセプトは、元クアトロカッツのオーナーだったテレサさんによるもの。(いまはクアトロカッツはとあるバルセロナのレストランチェーンのうちの一軒となっているよう・・・)クアトロカッツにいたころにはたくさんの日本からのお客さんにも接してきたそう。このエルプチェロデバララントラもクアトロカッツのように、たくさんの日本人のお客さんたちに慕ってもらいたい!と意気込んでらっしゃいました。

中心街のどまんなか、とまでは行きませんが、カサバトリョやカサミラからは徒歩十分強?の観光客の比較的少ない地区にあります。
ぜひ、タパスバルはしごの一軒にくわえてみてください♪

タパスバル EL PUCHERO DE BARALANTRA (エルプチェロ デ バララントラ)
住所:CALLE MUNTANER 103
ホームページ:http://www.elpucherodebaralantra.com/

クリスマスまであともうちょっと!ショッピングには便利な季節です

相変わらず、気温20度近くのぽかぽかとした日が続きますが・・クリスマスまであと1ヶ月とちょっと。

街中の通りにはすっかりイルミネーションが飾り付けられあとはライトアップされるのを待つばかり・・・。

クリスマスといえばこの国で一番大変なのはプレゼント。
スペインではクリスマスは家族の一大行事。とくにプレゼントは家族・親戚全員に用意する習慣があるので、親戚が多い人は”ボーナスがクリスマスプレゼントで全部消えてしまう・・”なんていってました。

普段よりも”お買い物”に精を出さないといけない時期・・・。ということで12月に入るとお店はほとんど日曜も含む週末オープンしています。

なので、この時期にバルセロナを訪れる方にとってはとっても便利・・・、お店によっては土曜の午後閉めてしまうお店もあったりなんかするのですが、一年のこの時期ばかりは”稼ぎ時!”とばかりに休まずフル稼動です。

ちなみに、クリスマスに関係なく、日曜も開いているバルセロナでも貴重なお店は・・

★セレクトショップ Cafe de la princesa:午後15時まで開店。スペイン国内外のデザイナースブランドの洋服や小物を扱っています。お城を改築したショップなので雰囲気もよいです。

ショッピングセンターMaremagunun:港の近くのショッピングセンターで、スペインの国内ブランドが中心。バルサショップなんかもあったりするので、お土産の買い忘れに便利かも。日曜も夜10時まであいているのも旅行者には心強いです。

↓14世紀のお城を改装したショップ、Cafe de la princesaはピカソ美術館すぐそばです!
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せっかくお店も普段より長い時間あいているので・・スペイン人にまけないくらいお買い物楽しんでくださいね♪

2日前までのさんさんとした太陽と30度ちかい気温は嘘のよう・・。

いきなり昨日、昼間から”ひょう”が落っこちてきました。そのあとは雷と雨の大合唱・・・。

夕方になると収まりましたが、また今日も雨です。

↓”雨”もモデルスモの大御所の手にかかるとこんなに美しく。ガウディ作のステンドグラス、カサバトリョにて。

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気温はぐっと下がり、長袖の羽織ものが手放せません。おとといまでは昼間はノースリーブでも暑いくらいだったのに・・。

バルセロナの9月の天気、例年のことですがかなり変わりやすいです。

嵐がきたかと思えば一時間後は青空が広がったり・・・と極端です。

とくに9月は雷と、嵐の多い月、のような気がします。(日本の台風の季節、と似たようなものなのかもしれません)

雨の強い日は残念ながらバルセロナの街をぶらぶら散策・・・というわけにもいかないので、私のオススメルートとしては

Passeig de Gracia(パセオ デ グラシア)周辺:

バルセロナの大通りのひとつ。カサミラとカサバトリョカサバトリョというガウディの大御所作品の内部を見学してるだけでも数時間は過ぎてしまうはず(入り口に行列がないといいのですが・・)。そのあと、美術館好きならすぐ側のアントニオ タピエス美術館へ。ショッピング好きなら通りに並ぶお店を見ていれば軽く一日過ぎてしまう気も・・・。

それぞれの建物がほぼ隣り合わせでならんでいるので、雨もあまり気になりません。

MNAC(カタルーニャ州立美術館)とCaixa Forum

アートの好きな方にオススメのルート。MNAC(カタルーニャ州立美術館)MNAC(カタルーニャ州立美術館)は巨大で見ごたえのある美術館です。

そのあとすぐそばにあるCaixa ForumCaixa Forum(カイシャ フォーラム)へ。ここでも常にヨーロッパの著名なアーティストを中心とした作品展が行われていて無料です。疲れたら美術館のカフェで一休み。

ただ、雨といっても集中的にふってすぐにやんでしまうことが多いです。

雨上がりのバルセロナの街もなかなかきれいな色。

↓雨あがりのゴシック地区、プラザレイアールの一角。ちょっと絵になる風景です。

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でも、個人的にはやっぱりバルセロナには青空が一番似合うと思います!

とはいえ・・向こう3日の天気は天気予報のページで確認をおすすめします。(それ以上先になるとあたる確率もぐっと下がるので・・・)