Hikikomori:スペイン人から見た日本社会

最近バルセロナの街で一番良く見かける日本の言葉は”Hikikomori”・・・。現在、日本ではあまりにも”日常化”してしまった現象”ひきこもり”をテーマにした舞台劇がバルセロナのVillarroel 劇場で12月から今月いっぱい上演されています。日本文化にとても興味を持った若手の監督Jordi Fauraの作品で、”ひきこもり”を中心に日本の家族の抱える問題が描かれています。この作品、そして”Hikikomori”の存在はかなりのメディアの注目を浴びたようで、大手の新聞に大きく批評が取り上げられました。スペイン人からみてこの”引きこもり”の存在自体、彼らの想像を超えてしまっているようで・・・。ただ反面、スペインとくにバルセロナのような大都市では核家族化が進んだり、生活スタイルの変化で家族と過ごす時間がだんだん短くなっていったり・・・と自分たちの将来を心配する気持ちもあるのかもしれません。

言語は残念ながらスペイン語ですが、興味をもたれたかたはぜひVillarroel劇場に立ち寄ってみてください。

Teatro Villarroel (住所:Villarroel 89)

レイエス・マゴスの祝日

1月5日の夜は子供たちが待ちに待ったレイエス・マゴス(3賢者)がやってくる日です。
クリスマスにサンタクロースがプレゼントを運んでくれるのと同様。この3賢者も子供たちにプレゼントを運んできてくれるいわば”もうひとつのクリスマス”。
またこの日はレイエス・マゴスを迎えるための町をあげての盛大なパレードが行われます。まず船にのって3賢者がバルセロナ港に到着し、そこからパレードを伴ってエスパーニャ広場まで。音楽、花火、お菓子を伴ったパレードは子供たちと子供たちに同伴した両親とでごった返し・・・・だったけれど基本的にはお祭り大好き!なので見にいってきました。

この日のもうひとつの習慣は”Roscon de reyes”というお菓子を家族でたべることです。この円形のおおきな菓子パンには”Habas(ソラマメの種)”と賢者のミニチュアが埋め込まれていて、賢者のミニチュアがあたった人は今年一年幸運がおとずれ、ソラマメがあたった人は次の年にRosconをみんなにごちそうするという習慣があるそう。残念ながら私はどちらもあたりませんでした・・・。

クリスマーケットスケジュール☆

クリスマス専門誌:)”Nadal”を見ていて気がついたのですが・・・ほんとにいろんなところでクリスマスマーケットが開催されているようです。
いよいよ来週クリスマスで今週末で終わってしまうところがほとんどなので、ご興味のある方はぜひ!

主なものしては
サグラダ・ファミリアのクリスマスマーケット:毎年恒例のマーケットですが今年はストリートパフォーマーも迎えて普段よりも派手に?行われるようです。

サンツ広場のクリスマスマーケット:サンツ駅を超えたところにあるサンツ広場でもクリスマーケットが行われています。

グランビアのアーケード:1月6日まで催され、おもにレイエスマゴス(1月6日の3賢者のお祭り)のために子供たちのプレゼントを売っているお店が中心です。

Moll de Barcelonaの手作り品マーケット:ランブラス通りを下ったコロン広場に近いMoll de Barcelona
で手作りのものを中心にマーケットが催されます。

クリスマスプレゼントのショッピングもラストスパート・・・今週末は気合をいれないと・・です。

バルセロナのクリスマスはこの一冊で!

ここ数日、ポストがクリスマスの話題ばっかりになってしまっています・・・。でもいよいよ来週なのでバルセロナの町中ほんと”クリスマス”の色、空気に染まっている感じです。

クリスマスにちなんだイベントもいろいろな地区で、いろいろなイベント、コンサート、クリスマスマーケットなど・・・が行われるのですが、そんなクリスマスイベントのスケジュールを一冊にまとめたのが”Nadal(”ナダル”カタラン語でクリスマスという意味の言葉です)です。バルセロナが無料で配布している雑誌で、各公共機関(市民センターなど)で手に入れることができます。
スペイン語とカタラン語でしか発行されていないのですが、クリスマスのバルセロナを満喫するためにぴったりな一冊です。

クリスマス・マニアな私は早速ゲットしました♪

サン・ハイメ広場のクリスマスべレン

町中の通りを飾るイルミネーションもとてもきれいなのですが・・・もうひとつの代表的なバルセロナの恒例のクリスマスデコレーションがサン・ハイメ広場(Plaza St.Jaume)のべレンです。
べレンというのはこちらの伝統的なクリスマスデコレーションの一種でイエス・キリスト誕生の様子を再現したミニチュアのドールハウスのようなものです。
毎年12月になるとサン・ハイメ広場にもこのべレンが設置されます。べレンといってもミニチュアではなくかなり実物大に近いのですが・・・。毎年のように違ったべレンが飾られ、コンサートも行われたりするのでちょっとしたクリスマス・イベントです。カテドラルのクリスマスマーケットにべレン、バルセロナの旧市街はまさにクリスマス一色!です。

ミロ美術館のクリスマスデコレーション

年毎に違ったアーティストが美術館のクリスマスデコレーションを担当するという2007年から始まったミロ美術館のクリスマスプロジェクト。今年はバルセロナ出身のアーティストIgnasi Aballiが担当です。

テーマは”クリスマスを祝う52の言葉”。彼が選んだ52の暖かい言葉がミロ美術館の中庭をクリスマスの幸せなスピリットで満たしています

残念ながらカタラン語の作品なのですが・・・私もカタラン語はまだまだなのですが、せっかくなので辞書を片手に頑張って彼の作品を楽しんでくるつもりです!

VICのメディーバル・マーケット

この時期になるとクリスマスの準備もかねてか”クリスマス・マーケット”が各地で開催されます。
なかでも規模の大きいものはバルセロナ北部のVIC(ヴィック)という街のメディーバル・マーケット(中世時代のマーケット。中世の面影の残る街の通りにさまざまなお店が出店するのですが、お店の人も全員”中世”っぽい衣装を身に着けて、さらに雰囲気を盛り上げます。お店だけでなく、音楽隊や演劇などのイベントも広場などで行われ、マーケットというよりはちょっとしたお祭りの感じです。
このイベント、実は地元ではかなり有名らしく、期間中は小さなVICの街は他の都市から訪れる人でごったかえし寒さも忘れてしまうくらいです。
今年は12月4日から12月8日まで行われる予定で、バルセロナ市内からはRenfeでサンツ駅から1時間弱です。クリスマスマーケットが大好きな私はもちろん今年も参加です♪

クリスマスイルミネーションが始まりました!

今週にかけて寒波がくるそうで・・・しばらく温かい日が続いていたので、今年も暖冬?と安心していたのですが・・・もうすでに昨日とくらべて5度近く気温が下がったようです。本格的な寒さとともに今年もクリスマスイルミネーションが始まりました!毎年、通りによっては違うデコレーションが施されたりするので”今年はどんなデコレーション?”と、寒がりな私でさえも、夜の散歩をするのがとても楽しいです☆

サロン・デ・マンガ@ホスピタレット

存在してるのは知っていたけれど、ここまで盛り上がってるとは知らず、マジでびっくりしたのがここ数年恒例で行われている”サロン・デ・マンガ”。・・・マンガ好きの人のためのイベント、いわゆる東京ゲームショーの”マンガ版”みたいなもの(とあまりうまく説明になっていない・・・)。いくら日本をテーマにしているとはいえ、あまりにも”おタク”ちっくすぎて近寄る気にもならなかったのだけれど・・・。いまやわが街ホスピタレットにとっては大切な一大イベントになり、今回は 展示会場があまりにも近所なので無視するわけにはいきませんでした。
っていうかスペインの”おタク人口”の意外な多さにびっくり、連日雨なのにすごい行列で、仮装をしたら入場料がタダになるからか、それとも単に仮装したかったのか、(それにしてもあれで地下鉄乗るって相当勇気ある・・・)うちのご近所さん中仮装したスペイン版アキバ少年・少女であふれてました。ちょうどハロウィン重なってから、まぁちょうどよかったのかも。