独断と偏見で・・・?バルセロナのNo.1美術館!

ずっとずっと書きたいと思っていたのですが…ついに!
”バルセロナのおすすめの場所はどこですか?”と聞かれたときにいつも絶対はずさないのが”ミロ美術館”。(もちろん私の個人的な意見なので賛否はあるとは思いますが…)

山の上にあるからか、ピカソほど知名度が高くないからか…以外に観光ルートからはずされがちなスポットのようなのですが。私にとっては”一番バルセロナが感じられる美術館”です。

モンジュイックの山の上にあるこの美術館、(一度自転車でいって、閉館していてえらい思いをした事が・・・^^;)エスカレーターで山を登ったところにあります。(山にエスカレーター、初めて行ったときは不思議な感じでした)

↓美術館の外ではミロのモニュメントがお出迎えしてくれます。

museomiro.jpg

作品は日本の展覧会やポスターなどでよく見かける黒が基調のものではなく、明るい色と自然のモチーフを使った、明るい感じのものが中心。さすが、メノルカ島、地中海出身のアーティストです。

彼は日本の”禅”からも大いに影響を受けていて、作品自体が”瞑想するため”のものらしい…。でもたしかに、まるで子供が書いた絵のように無邪気で明るい作風の絵をみているとリラックスした優しい気持ちになれる気もします。

そしてなんといってもこの美術館の目玉はテラス!
モンジュイックからのバルセロナのながめがすごくきれいです。
(ちなみに、ミロ美術館のあと時間がゆるせば、モンジュイックの城もおすすめです。
お城からの地中海のながめは一望の価値絶対アリです!)

↓ミロ美術館テラスからのモンジュイックの眺め
vistadesdemonjuic.jpg

バルセロナの街、確かに観光・ショッピング、とみどころも多いのですが、一日、緑の多いモンジュイックの丘をのーんびり散策。

そしてときどき見える丘からのバルセロナの街の風景…何度見てもやっぱりきれい。

と私の一番のおすすめスポットです。(って一番のおすすめスポット多すぎますかね・・^^;)

フラメンコ made inバルセロナ、”Rumba Catalana”

久しぶりに偶然道であった知り合いのお誘いで、彼の率いるSabor de Gracia(サボール デ グラシア)のライブにいってきました。
最近ちょっとフラメンコは食傷気味で聞いていなかったんだけれども、やっぱりいい!

といっても彼らのやっている音楽は正確にはフラメンコではなくフラメンコフュージョン。中でもバルセロナ生まれの”Rumba Catalana(ルンバカタラナ。”カタルーニャのルンバ”って言う意味でおそらくキューバの元祖の”ルンバ”と区別するための名前なんだと思います。)というジャンルです。

リズムもフラメンコとは違って、どちらかというとラテン音楽、サルサとかに近い感じ。(そして聞いている人はみんなそろって見事にステップを踏んで踊れてしまうのには、ただただびっくり…。さすが発祥地です)
曲調もずっと軽やかで、私にとってはフラメンコより聞きやすいかな・・・・フラメンコは聞いていると落ち込んでしまいそうになったりすることもあるので・・・^^;

Sabor de Gracia、バルセロナではなかなか人気のグループ。ヨーロッパでもロンドンなんかではライブを行っているそうです。

↓ヴィデオクリップよかったらチェックしてみてください♪ 

↓そしてこっちはバルサの歌?ルンバ カタラナバージョン、レアかも?

アートファンならマスト!ミロやダリのお気に入りの場所

何を隠そう、私の大学時代のアメリカでのマイナーは”アート”。自分の才能のなさすぐに気がつき、アートを生業にはしようとまでは思わなかったのですが・・・バルセロナを生活の場所として選んだのもそんな大好きな”アート”がいつも身近に感じられるから。もちろんイタリアやパリでもそうなのかもしれませんが・・・バルセロナの独特の明るい色使いの、街中の芸術作品は私をいつも元気にしてくれます。

とくに私の大好きなミロと同じ街で暮らせている、というそれだけでも幸せな気分に浸れます・・・。
(と、ピカソ美術館で忘れられがちなんですが・・・モンジュイックのミロ美術館、はバルセロナにいらっしゃったらぜひ訪れてほしいスポットです。日本で紹介されている暗い色のミロの作品ではなく、きれいな地中海の色使いの無邪気な彼の作品が楽しめてリラックスできる、一押し美術館です。)

そんなわけで”ミロがいったことがある場所!”なんていうとすぐに飛びついてしまう私。ミロがなくなったのはほんの数十年前なので、バルセロナには結構”ミロ出現スポット”があちこちあったりします。

今回発見した”ミロスポット”はガウディがデザインした街頭でも有名なプラザレイアール(王の広場)にあるタキシデルミスタ、というレストラン。このレストラン、周囲のレストランに比べると建物が古い・・・とおもいきや・・・建物自体がたてられたのはもう200年前だそう。ルネッサンス様式の建物には”自然博物館”の看板がそのまま残っていてなかなか、もうそれだけでも絵になる風景です。

そして、この”自然博物館”はミロやダリが気に入ってよくおとずれていたそう。特にダリは彼の作品に使った”アリ”なんかはこの自然博物館で作ったものだそうです。

うれしいことに、内装はそのころのままにのこされていて風情たっぷり。(自然博物館なのにすごくモダンでさすがバルセロナです。)となりにダリやミロがふと、座っていそうなそんな空気が流れています。

↓タキシデルミスタの風景、なにもしなくてもこんな風に絵になってしまう場所です。

taxidermista1.jpg

お料理はタパスそしてカタルーニャ料理が楽しめて、もちろんおいしい!(とバルセロナではおいしくないものに出会うことのほうが難しかったりするのですが・・)夜な夜ないろんなレストランにでかけている、友人のディエゴも気に入って最近はもっぱらタキシデルミスタに通いつめているほど。(私はあまりグルメではないので私の意見は別として・・・)

カフェとしての利用も可能なので、ガウディの街頭を見学がてら、一杯カフェをしながらダリとミロとお気に入りの空間を時間を越えて共有・・・。”やっぱりバルセロナにいてよかった”って思える瞬間です。

レストラン Taxidermista(タキシデルミスタ)
住所 Plaza Reial 8
ホームページ:http://www.taxidermistarestaurant

バルセロナのマスト!カタルーニャ音楽堂

昨日ひさびさに、Opera&Flamencoの公演を見にPalau de la musica (カタルーニャ音楽堂)へ。
ショーもさることながら・・・やっぱり建物はいつ来ても圧巻・・”美しい”っていう言葉で言いあらわせないくらいよくできた建物です・・。

ガウディとならぶモデルニスモの大家、ドメニク イ ムンタネール作のカタルーニャ音楽堂は世界遺産にも指定されています。ドメニク イ ムンタネールは他にもサンパウ病院などをてがけました。

しかしながら、ガウディほどスポットライトを浴びないのは、彼の人生がガウディほどドラマチックじゃなかったから・・かしら??

ドメニク イ ムンタネールの作品もガウディの多くの作品と同様、自然のモチーフ、そしてきれいな色のタイルがもちいられなんともいえない世界観を生み出しています。音楽堂の中に足を踏み入れると、そのきれいな色使いやステンドグラスの美しさに、おとぎの国にいるような感覚。

↓ライトアップされた、モザイクタイルの柱、幻想的な雰囲気です・・。

palau1.jpg

↓カラフルな色使いのモザイクタイル
palau2.jpg

↓そして中はこんな感じです。もうただただ圧巻・・・。
palau3.jpg

でもこれだけ派手な色とモチーフを”これでもかー”ってくらいにふんだんに使っているのに”悪趣味”に見えないのはやっぱり天才建築家のなせる技・・。

普段はコンサートホールとして使用されているカタルーニャ音楽堂。昼の時間帯は見学も可能なので
ガウディの作品とともに、バルセロナのもう一人の天才建築家の作品もお見逃しなく!

グエル公園の入場制限

ガウディの作品でちりばめられた、まさに”おとぎの国”のようなグエル公園。バルセロナを代表する観光地ですが・・・どうやら、人気がありすぎていろいろと問題も出てきたよう。とうとう来年から入場制限が行われることに決まったようです。

いままでどおり”入場無料”であることは変わりないのですが、入場者数を制限するため”予約チケット制”になるとのこと。グエル公園の常連のご近所さんやそこで働いている人以外は、事前にチケットを予約しなければならなくなり、公園にいる時間も限られる・・・というシステムになるらしいです。

どちらかといえばあまり交通の便のいい場所にないので(特に公園までのあの恐怖の上り坂・・・)しばらくご無沙汰だったのですが・・・このシステム導入されたら気軽にいけなくなるので、近々訪れないと。

最近ではなんと毎日14000人の入場者(主に観光客)が訪れているそう。その観光客を狙っての、露天商なんかがコントロール不可能になり、やむなく・・とのこと。たしかに、偽警官もグエル公園にはよく出没しているらしいので、きっとこのシステムが導入されたら、観光客にとっては安心してグエル公園を楽しめるようになるからいいのかも。

↓毎日毎日、観光客で大盛況!

Parque%20Guell.jpg

システム導入は来年を予定しているとのことです。しかし予約制とかになったら、きっとめんどくさくなって絶対いかなくなるような・・・。

日曜日は美術鑑賞がお得です!

これまでは美術館の無料開放が毎月第一日曜の午前中だけだったのですが、なんと今年の4月から
日曜の午後も13の美術館が無料で開放されることに。(すいません、おくればせながらの報告です。)

どうやらこの”午後の無料開放”が始まったころはピカソ美術館なんかは行列だったらしいですが・・・そろそろこの”無料フィーバー”も冷めたはず。なので、活用しない手はない!です。

ちなみに、こちらでの午後は基本的には15時から20時となります。お勧めは15時、きっとみんな昼ごはんの真っ最中なので込み具合はそれほどでもないはず。

ちなみに、対象となる美術館・博物館は

バルセロナ市歴史博物館 (el Museo de Historia de Barcelona)
-自然科学博物館(el Museo de Ciencias Naturales),
デザインハブ (el Disseny Hub Barcelona)
-植物園 (el Jardín Botánico)
-フレデリック マーレー美術館 (el Museo Frederic Marès)

↓膨大な中世の絵画、彫刻のコレクションを持つフレデリック マーレ美術館のパティオ。さすが、中世の雰囲気たっぷりです・・。

Museo%20Frederic.jpg

-民族博物館 (elMuseo Etnológico)
-el Museo Barbier-Mueller de Art Precolombino,
-陶器博物館 (elMuseo Ceràmica)
ピカソ美術館 (el Museo Picasso)
-音楽博物館 (el Museo de la Musica )
-ビレイライメージセンター (La Virreina Centre de la Imatge.)

これからもますますラインナップ充実予定だそうです♪ 芸術の秋、ですねアート

モンジュイックからの眺め: サグラダファミリア

9月にはいってすこしは暑さが和らいだとはいえ・・今日も太陽のさんさんとする夏日でした。

うちの近所のモンジュイックの丘からの眺めです。モンジュイックの丘にあるモンジュイックの城からの眺めはたぶん、バルセロナのではティビダボの丘の次くらいにいいのでは・・(ちなみにこれも37階だてのホテルアーツとか、除いての話ですが・・・)天気のいい日は地中海の眺めと、海から吹いてくる風がすごく気持ちいい場所です。日本のガイドブックにはあんまり紹介されていないのが残念・・。

Sagrada%20familia.jpg

ちなみに以前紹介した、コンデス デ バルセロナのテラスからはカサミラ だけでなくサグラダファミリアも見えますよ!とのご報告をいただきました。 
コンデスからだとカサミラとサグラダファリアは同じ方向にあたるはずなので、カサミラのバックにサグラダファミリアの塔が見える・・って感じなのかしら?
したらかなーりフォトジェニックな風景・・です。

コンデス デ バルセロナからの眺め-バルセロナの初秋の風景

今日は、昨日と一転して、秋を感じさせる一日でした。
日中も涼しくてとても過ごしやすく、夕方はずーっとうちの近所、モンジュイックを散策。とても気持ちよかったです。モンジュイック周辺は、美術館もたくさんあって、緑も多いのでとても散策が気持ちいいです。

でも昨日は、太陽もさんさんと照っていて、かなり暑くてまだまだ夏日・・という感じだったのに、極端な変わりよう・・さすが情熱の国スペイン?です。

友達がホテルコンデス デ バルセロナのテラスからの秋らしい風情のある写真を早速送ってくれました。とってもきれいなので紹介させてもらいますね!空の柔らかい色が・・あぁ秋だなぁ・・っていう感じです。

↓灯りがともっている建物が、カサ ミラです。

21.jpg

モデルニスモ建築のホテル、コンデス デ バルセロナのテラスはALAIRE (アルアイレ)というレストラン、カフェ、になっていて特にホテルにとまってなくても入れるよう。このテラスは、ガウディのカサ ミラがきっとバルセロナ一きれいに見える場所だと思います。

夜、カサ ミラの眺めとともにテラスのソファでゆっくり・・・とバルセロナでしかできない最高の贅沢・・。たぶん、こんな風にガウディの作品を堪能できる場所も他にないのでは・・と思います。(もちろん、サグラダファミリアの目の前に住んでる・・・とかいうラッキーな個人宅は別にして)

今年は夏、日本に帰っていろいろとバルセロナでできなかったこともあるので・・・シーズンが終わってしまう前に コンデスのテラスも訪れないと・・です!

ホテル コンデス デ バルセロナ (Alaire)
住所 Passeig de Gracia 73-75

19世紀にタイムスリップ・・・隠れ家ギャラリー@グラシア

あまりにも、ガウディ、ピカソ、ダリ、タピエス・・・と大物なアーティストの作品にスポットがあたりすぎてしまい、どうも忘れらてしまいがちなグラシア地区。グラシア地区

確かにガウディのカサ・ヴィセンスくらいしか観光するものはないのですが、おしゃれなカフェやショップ、小さなアートギャラリー、昔から変わらないバー・・・とアーティストたちが多く暮らすこの地域は、バルセロナの地元の人たちには人気がある地区です。

↓グラシアで見つけた和食レストラン、シックな感じの見た目でグラシアの雰囲気とマッチ・・でも看板まちがってるよ・・・(いうべきでしょうか、やっぱり)

P6100398.JPG

↓こちらも、おしゃれな感じのブティック

P6100399.JPG

特に、グラシア地区の北側(ちょうどグエル公園から急な坂を下りたところにあたる部分)は19世紀の静かなたたずまいがそのまま残っていて、なんだかタイムスリップした気分にさせられるような不思議な
一角です。

↓タイムスリップ、な一角、ここだけ時間が止まってます。

P6100371.JPG

この”時間が止まってしまった”一角にあるH2Oギャラリー。たまたま知り合いの展覧会がきっかけで訪れたのですが、すごーく癒される空間です。現代アートや写真、建築の作品展示が行われている(もちろん入場無料です!)、ギャラリーなのですが・・。私の特に目を引いたのは中庭、大きな椰子の木が木陰を作っていて、ちゃんと下にはお客様用のチェアがおいてあってゆーったりです。

↓このギャラリーの建物はは1910年に建てられたときからそのままです。

P6100370.JPG

↓白を貴重にした、ゆっくりとした空気が流れるギャラリー

P6100375.JPG

↓ここはどこでしょう・・・という感じでバルセロナの街のど真ん中にいることを忘れそうになる中庭。

P6100381.JPG

椰子の木下でぼーっと静かに風にあたっていると、一瞬21世紀のバルセロナの街のど真ん中にいることを忘れてしまったくらいです・・・。

グエル公園からも徒歩距離なので、観光の合間のちょとしたエネルギーチャージに、ぴったりです。

このギャラリーを出て、通りを下っていくと、だんだんと19世紀から21世紀に戻っていきます。(お店の様子が、だんだんとにぎやかになっていき・・)なんだか不思議なコントラストで最近の私のお気に入りの散策ルートです。

↓通りの途中にあるバルでは地元のおじさんたちがにぎやかにベルムート(昼ごはんの前の一杯)を楽しんでいました。このバルもきっとむかしからずーっとこんな感じでつづいてるんだろうな・・。

P6100396.JPG

サグラダ ファミリア@2009

昨日は一年に一度行われるサグラダ ファミリア無料開放の日。バルセロナ市民の私は毎年この日を利用し、サグラダファミリアの進歩?を見に行くことにしています。
以前は近くに住んでいたので、毎日バイクで横を通り過ぎていたのですが、最近はご無沙汰。ひさびさの訪問です。

↓去年はなかった、イエスキリスト?の像、教会を訪れる人たちを上から見守っています。ちなみに像の下に見える大きな絵はプラズマスクリーンでサグラダファミリアの工事の様子が映し出されます、これも去年はありませんでした。
P6030355.JPG

↓かなり教会らしくなってきた内部の様子
P6030357.JPG

↓天井は・・・ガウディ独特の不思議な形

P6030358.JPG

↓階段は工事中です。来年はできあがっているかしら?

P6030360.JPG

↓新しくできた扉にはキリスト教の祈りの言葉がきざまれています。これも去年はなかったです。
P6030361.JPG

私がサグラダファミリアを初めて訪れたのは1996年。その美しさとスケールに鳥肌が立つ思いをしたのはまだ覚えています。
そのときはまさかこの教会に何度も足を踏み入れることができるようになるとは思っていませんでしたが・・・この調子だと完成を見守ることができそうです。