こんな人に注意!偽警官の手口

さて、さいきん立て続けに偽警官にあった人の話を耳にし・・・さらに行動範囲を広げているようです。

私が話を聞いた人は4人とも同じ状況で遭遇しているので、きっとこれがかれらの常習な手口なはず。

まず、いきなり警官らしき人が話しかけてくるのではなく・・

1、観光地などで”写真をとってくれ”や”道がわからない”と自称イタリア人(その他の国もあり)の男が性フレンドリーに話しかけてくる⇒彼は”スリのターゲット”をなるべく人目のつかないところに誘導するカモです。

2、彼ついていって写真をとってあげようとしたり、道を教えてあげようとすると二人組みの警官(ほとんどの場合は私服)がやってきて”パスポートを見せろ”という

3、パスポートのあとは”麻薬の検査をするから財布をみせろ”という⇒ここですでに鞄ではなく”財布”と指定しています・・普通だと鞄から検査するはず。

財布を見せてしまうと確実にそこに入っている現金、カード類は盗まれます。

↓最近は自転車にのってパトロールしている警官もよくみかけます。

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被害にあわないためには・・・

1、徹底的に無視。とくに言葉がわからないふりをすればさっさといってしまうみたいです。
2、防止策として、小額のお金だけ入れた空の財布を持ち歩く:万が一、財布をみせろといわれたらこの空の財布をみせる。カード類はホテルにおいてきたと伝える。(っていうかなぜ警察がカードのありかなんて尋ねるのか・・・)
2、お金、カード類は分けて持つ。:最悪の場合被害にあったとしても被害は最小限で済みます。

グエル公園、パセオ デ グラシア、サンツ駅周辺によく出没するという話を聞いたのですが、私の聞いた話しではサグラダ ファミリアそしてカンプノウ、はたまた観光者のあまりいるとおもえないようなアイシャンプラの住宅街まで・・・最近はいろんなところに出没しているようです。

”首絞め強盗”のように暴力を伴った犯罪ではないのですが。(バルセロナでは暴力をともなった窃盗はほんとに稀です。)手口が巧妙、というか。なんでそんなに賢い手口は思いつくのにまともな仕事に就こうとしないのか、ほんとに困ったものです。

ただ、強盗は違い、事前の知識で被害は回避できます。まずやたらフレンドリーに、道をきいてきたり(っていうかまずなんであきらかに観光客な人たちに道を聞くのか・・)写真を撮ってくれといわれたらちょっと疑ってみてください。

また・・・偽警官犯罪撲滅のためにも、もし被害にあわれた場合は(未遂であっても)バルセロナの在日日本領事館にご一報を!

クリスマスマーケット営業中です!

イルミネーションもおとといから点りだし、いよいよクリスマスが近づいてきた!という感じです。(ただし、気候をのぞいては・・・やっぱり今年は暖冬のようで例年よりずっとあたたかいです。)

先週末からいよいよ恒例のクリスマスマーケットもオープン!
オーナメントやクリスマスならではのオブジェを売る出店がカテドラル前とサグラダファミリア前をにぎわせています。朝の10時から夜の21時まで、夜のサグラダファミリアもこの時期はにぎやかです。

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今年はちょっとどうしてもゲットしたいものがあるので・・・今週末物色しに行こうと思ってます。

アートファンならマスト!ミロやダリのお気に入りの場所

何を隠そう、私の大学時代のアメリカでのマイナーは”アート”。自分の才能のなさすぐに気がつき、アートを生業にはしようとまでは思わなかったのですが・・・バルセロナを生活の場所として選んだのもそんな大好きな”アート”がいつも身近に感じられるから。もちろんイタリアやパリでもそうなのかもしれませんが・・・バルセロナの独特の明るい色使いの、街中の芸術作品は私をいつも元気にしてくれます。

とくに私の大好きなミロと同じ街で暮らせている、というそれだけでも幸せな気分に浸れます・・・。
(と、ピカソ美術館で忘れられがちなんですが・・・モンジュイックのミロ美術館、はバルセロナにいらっしゃったらぜひ訪れてほしいスポットです。日本で紹介されている暗い色のミロの作品ではなく、きれいな地中海の色使いの無邪気な彼の作品が楽しめてリラックスできる、一押し美術館です。)

そんなわけで”ミロがいったことがある場所!”なんていうとすぐに飛びついてしまう私。ミロがなくなったのはほんの数十年前なので、バルセロナには結構”ミロ出現スポット”があちこちあったりします。

今回発見した”ミロスポット”はガウディがデザインした街頭でも有名なプラザレイアール(王の広場)にあるタキシデルミスタ、というレストラン。このレストラン、周囲のレストランに比べると建物が古い・・・とおもいきや・・・建物自体がたてられたのはもう200年前だそう。ルネッサンス様式の建物には”自然博物館”の看板がそのまま残っていてなかなか、もうそれだけでも絵になる風景です。

そして、この”自然博物館”はミロやダリが気に入ってよくおとずれていたそう。特にダリは彼の作品に使った”アリ”なんかはこの自然博物館で作ったものだそうです。

うれしいことに、内装はそのころのままにのこされていて風情たっぷり。(自然博物館なのにすごくモダンでさすがバルセロナです。)となりにダリやミロがふと、座っていそうなそんな空気が流れています。

↓タキシデルミスタの風景、なにもしなくてもこんな風に絵になってしまう場所です。

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お料理はタパスそしてカタルーニャ料理が楽しめて、もちろんおいしい!(とバルセロナではおいしくないものに出会うことのほうが難しかったりするのですが・・)夜な夜ないろんなレストランにでかけている、友人のディエゴも気に入って最近はもっぱらタキシデルミスタに通いつめているほど。(私はあまりグルメではないので私の意見は別として・・・)

カフェとしての利用も可能なので、ガウディの街頭を見学がてら、一杯カフェをしながらダリとミロとお気に入りの空間を時間を越えて共有・・・。”やっぱりバルセロナにいてよかった”って思える瞬間です。

レストラン Taxidermista(タキシデルミスタ)
住所 Plaza Reial 8
ホームページ:http://www.taxidermistarestaurant